睡眠時無呼吸症候群とは

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身近に潜む現代病リスク

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、上気道が狭くなることで呼吸が止まる閉塞性、呼吸中枢に異常をきたして起こる中枢性、そして2つの特徴を併せ持つ混合性の3つに分類することができます。睡眠時無呼吸症候群という言葉を耳にしたことがある人でも、自分が患っていることに気がついていない人も少なくありません。しかし、睡眠中に呼吸が止まってしまうと、日中の睡眠不足や集中力の低下を招くばかりでなく、重大な事故や病気につながることもあるため注意が必要です。今回は、SASが起こる原因や治療に関する情報を中心にご紹介します。

SASの有病率は人口の4%

SASは有病率が人口の4%で国民病や現代病と呼ばれることもあります。重症と診断されて治療が必要な人だけでも、日本国内に300万人以上いると考えられています。SAS患者のおよそ90%が閉塞性睡眠時無呼吸タイプで、症状が現れても原因には個人差があるのが特徴です。本人が気づかないケースでも、一緒に生活している家族からの指摘で病院を受診する人も少なくありません。睡眠時だからこそ自覚がない人も多いですが、なかには目覚めたときに口の渇きやすっきり起きられないなどの症状を感じる人もいます。また、日中の仕事や授業に集中できなかったり、頭痛に悩まされたりといったこともあるでしょう。質の良い睡眠が取れていないと、日中の活動に支障をきたすだけでなく、見えないところで身体の回復や成長を妨げ、脳の休息が不十分になっている場合があります。体に、知らず知らず負荷をかけてしまっていることもあるので注意が必要です。

睡眠中に呼吸が止まるのはなぜ?

閉塞性睡眠時無呼吸タイプの原因は、何らかの理由で上気道が狭くなってしまうことにあります。例えば、首や喉のまわりに脂肪がついている場合扁桃腺肥大の人は、物理的に気道がふさがれがちです。また、舌の付け根のように柔らかい部分が上気道を狭くしてしまうことも考えられるでしょう。閉塞性の無呼吸は生活習慣が大きく影響していることが多いので、ライフスタイルを見直すことが大切です。一方で、呼吸中枢に原因がある場合は、脳からの呼吸指令がスムーズに伝わらなくなっていることが考えられます。心臓に疾患がある人や脳に後遺症がある人にも見受けられます。なかには、中枢性から閉塞性に症状が移行する混合性を患っている人もいます。いずれにしても睡眠の質が悪くなっていることに変わりありません。健康的な身体で生活するためには、SASをチェック、治療する必要があります。

SASは現代病!?知られざるリスクとは

現代病といえば高血圧や糖尿病などの生活習慣病を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。しかし、肥満や深酒などによって起こりやすくなるSASも、現代病のひとつであると考えられています。睡眠中に少し呼吸が止まるぐらいなら病気ではないと思いがちですが、実際に病院で検査を受けると想像以上の呼吸停止時間に驚く人も多いものです。SASは知らないうちに生活習慣病を引き起こしてしまうこともあるので、早期に病院で治療を開始すると良いでしょう。睡眠中に無呼吸状態になってしまうと脳が酸欠になってしまうため、血管や心臓に大きな負担がかかってしまいます。すでに、高血圧・糖尿病・不整脈などの症状が現れている人は、一度SASの検査を受けてみてはいかがでしょうか。当センターではご自宅で簡単に行えるスクリーニング検査を行っています。

知っておきたい無呼吸を治すための治療方法

SASであるかを知るために、まずは検査を受ける必要があります。当センターが提供しているスクリーニング検査では、治療が必要という検査結果が出た方に病院への紹介状を同封しています。通院できる範囲に睡眠外来や睡眠センターのように専門的な治療ができる医療機関があれば、そこで検査と治療を進めることもできます。それが難しい場合は、内科や呼吸器科、循環器科や精神科などが対応していることもあるので、一度問い合わせてみるのが良いでしょう。センサーを身体につけて睡眠時の呼吸状態を調べる方法なら、自宅で簡単に調べることができます。その結果により、さらに精密検査が必要な場合は、病院に一晩入院して睡眠の質や呼吸状態を調べることが必要です。軽度な症状であれば、マウスピースを用いた治療で済みますが、扁桃腺肥大が原因の場合は根治療法として外科的手術が行われることもあるでしょう。また、SASの治療で最も多い方法は、CPAP療法と呼ばれるものです。鼻からチューブで強制的に空気を送り込むことで、無呼吸状態を防ぐことができます。治療方法には種類がありますが、完治するためには根気強く治療を続けたり生活習慣を見直したりすることが大切です。

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