検査について
- どのような検査をすれば
SASの可能性を
判定できますか? - 睡眠時にパルスオキシメータ(腕時計方式の簡便な機器)によるスクリーニング検査を実施することで明らかになります。検査は自宅で睡眠時に機器を装着しおこないます。
- どのような検査機器を使用しますか?
- 厚生労働省認可の医療機器であるパルスオキシメーターを使用します。腕時計型の機器本体を巻き、そこから指先にクリップタイプのセンサーを挟んで計測をします。
- 判定はどのようにして
おこなわれるのですか? - 指先につけたセンサーにより睡眠時の動脈血の酸素の量を測定し、睡眠時の無呼吸や低呼吸に伴う酸素量の低下回数から呼吸障害の程度を客観的に把握し判定します。これをパルスオキシメトリ法といいます。
- SAS症状の自覚がない人も検査を受けられますか?
- はい、受けられます。多くの場合、SASの症状は自覚しづらく、パートナーや家族によって指摘されることが多いため、検査を受けることが重要です。
- 運輸業界や交通業界関係でなければ検査は利用できませんか?
- 運輸業界・交通業界関わらず、法人個人どなたでもSASスクリーニング検査をご利用頂けます。
- 何歳から検査を利用できますか?
- 満13歳(中学生)から、当センターの検査機器は対応しております。
- ペットを飼っているのですが、検査に影響がありますか?
- 犬ちゃんや猫ちゃんが検査機器をおもちゃと勘違いして破損をしてしまうことがありますので、就寝時には別のお部屋で検査をお願いいたします。
- 検査して判定が出るまで
何日ですか? - 検査機器ご返却後、2~3週間で結果をお届けいたします。専門医が分析結果のチェックをひとりずつ行い、評価・判定します。
- 検査のスケジュールを教えてください。
- お申し込み後に当センターより日程調整のご連絡をいたします。お申し込みから検査結果送付まで、おおよそ1ヶ月で完了いたします。
- 検査機器は一晩しか使えませんか?
- お貸出し中、電池が切れない限りご利用いただけます。記録されたデータから検査判定に相応しいものを選んで結果票を作成いたしますので、一度目の検査で外れてしまった場合などは翌日の就寝時に再度測定してください。
- 検査機器1台を複数人で利用できますか?
- 当センターの検査機器は1台につきお一人様ごとのお貸出をしています。測定の都合上、複数人でのご利用はしないでください。
- 法人で一度に申し込む数が多い場合でも対応可能ですか。
- 当センターでは機器を約1400台保有しております。お早めにお申し込みいただければ、数百台の対応も可能です。その場合でも使い回しはさせず、お一人様0台ずつお貸し出しの上、余裕のあるスケジュールにて対応いたしております。詳細はお問い合わせください。
- 支払い方法を教えてください。
- 個人のお客様は機器がお手元に届いた際に代引でお支払いとなります。法人のお客様は請求払いにて銀行振込をしていただいております。
- CPAPを現在使っています。検査の時は外した方がいいですか?
- 日常的にCPAPを使用している方は装着したまま検査をご利用ください。
- 検査の前日や当日は飲酒や喫煙をしても良いですか?
- 可能です。普段通りの生活で検査を実施してください。
- 検査予定日に検査するのを忘れてしまいました。
- お貸出し中、電池が切れない限りご利用いただけます。記録されたデータから検査判定に相応しいものを選んで結果票を作成いたしますので、翌日の就寝時に再度測定してください。
- 電池が切れてしまいました。
- 送付書類の封筒に同封されております予備電池に入れ替えてご利用ください。
- 検査機器を使っていると「L」表示がでます。
- エラーメッセージ「L」はセンサーに外部から光が入ってしまっている状態を指します。パルスオキシメーターは光を使って計測を行うため、センサー部分に指が当たるように位置の調整をお願いします。
- 判定不能の「F」判定が出てしまったのですが、再検査はできますか?
- 再検査の場合、お一人様1,050円にて承っております。再検査につきましてはお電話にてお受けしておりますので、お問い合わせ下さい。
- 起きた時にクリップが外れていた場合はどうしたら良いですか?
- 記録されたデータから検査判定に相応しいものを選んで結果票を作成いたしますので、一度目の検査で外れてしまった場合などは翌日の就寝時に再度測定してください。
症状について
- SASの定義とは
なんですか? - 睡眠時に呼吸が10秒以上停止する無呼吸状態が一晩(7時間) に30回以上生じるか、睡眠1時間あたり無呼吸が5回以上生じるものをいいます。また自覚症状を伴うものもあります。
- SASは子供も
発症しますか? - 発症します。睡眠中の無呼吸が繰り返されると成長ホルモンの分泌が阻害され、心身の健康な発育に悪影響を及ぼします。睡眠中もしっかり様子を見守ることが大切です。
- なぜ息が止まることに
なるのですか? - のどの周りの筋肉がゆるんで、舌がのどの奥に沈下し上気道を塞ぐことが大きな原因です。
- 放置すれば
どうなるのですか? - 居眠りによる事故発生の要因になることはもとより、合併症(高血圧、狭心症、心筋梗塞、脳卒中、糖尿病)を引き起こす危険を伴うことになります。
- 睡眠時に呼吸が止まってしまうのはSASを患っているからですか?
- 睡眠時に呼吸が止まってしまう症状はSAS(睡眠時無呼吸症候群)の特徴の一つです。早期に検査や専門病院の受診をお勧めします。
治療について
- どのような治療方法が
ありますか? - 個々人の状態に応じて違いはありますが、主な治療方法としてマウスピース治療とCPAP(シーパップ)治療があります。症状によっては外科手術が必要な場合もあります。
- SASは治る病気ですか?
- 治療で無呼吸が完治することもありますが、個々人の症状により治療方法も異なることから医師にご相談ください。
- 精密検査は
どのような医療機関に
行けばいいのですか? - 総合病院の呼吸器科、循環器内科、耳鼻咽喉科、内科等で受診できますが、事前に問い合わせることをお勧めします。