検査について
- どのような検査をすれば
SASの可能性を
判定できますか? - 睡眠時にパルスオキシメータ(腕時計方式の簡便な機器)によるスクリーニング検査を実施することで明らかになります。検査は自宅で睡眠時に機器を装着しおこないます。
- 検査して判定が出るまで
何日ですか? - 検査機器ご返却後、2~3週間で結果をお届けいたします。専門医が分析結果のチェックをひとりずつ行い、評価・判定します。
- 判定はどのようにして
おこなわれるのですか? - 指先につけたセンサーにより睡眠時の動脈血の酸素の量を測定し、睡眠時の無呼吸や低呼吸に伴う酸素量の低下回数から呼吸障害の程度を客観的に把握し判定します。これをパルスオキシメトリ法といいます。
症状について
- SASの定義とは
なんですか? - 睡眠時に呼吸が10秒以上停止する無呼吸状態が一晩(7時間) に30回以上生じるか、睡眠1時間あたり無呼吸が5回以上生じるものをいいます。また自覚症状を伴うものもあります。
- SASは子供も
発症しますか? - 発症します。睡眠中の無呼吸が繰り返されると成長ホルモンの分泌が阻害され、心身の健康な発育に悪影響を及ぼします。睡眠中もしっかり様子を見守ることが大切です。
- なぜ息が止まることに
なるのですか? - のどの周りの筋肉がゆるんで、舌がのどの奥に沈下し上気道を塞ぐことが大きな原因です。
- 放置すれば
どうなるのですか? - 居眠りによる事故発生の要因になることはもとより、合併症(高血圧、狭心症、心筋梗塞、脳卒中、糖尿病)を引き起こす危険を伴うことになります。
治療について
- どのような治療方法が
ありますか? - 個々人の状態に応じて違いはありますが、主な治療方法としてマウスピース治療とCPAP(シーパップ)治療があります。症状によっては外科手術が必要な場合もあります。
- SASは治る病気ですか?
- 治療で無呼吸が完治することもありますが、個々人の症状により治療方法も異なることから医師にご相談ください。
- 精密検査は
どのような医療機関に
行けばいいのですか? - 総合病院の呼吸器科、循環器内科、耳鼻咽喉科、内科等で受診できますが、事前に問い合わせることをお勧めします。