睡眠時無呼吸症候群の検査なら 医学博士平田 恭信 監修
一般財団法人運輸・交通SAS 対策支援センター

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検査結果の悪かった方へ

TOPSAS検査について検査結果の悪かった方へ

結果がD・E判定だった場合

当センターではスクリーニング検査の結果を6段階で判定しており、SASの疑いの強い方(D、またはE判定の方)には専門医の紹介状をあわせて同封しています。そのため紹介する病院一覧をご参照の上、最寄りの医療機関をお調べいただき、受診していただくことができます。

治療について

睡眠時無呼吸症候群の治療は、種類・重症度に応じて適切な治療法が選択されます。睡眠時無呼吸症候群の主な種類は、以下の2つがあります。

舌が筋弛緩して気道が閉塞
舌が筋弛緩して気道が閉塞

1.閉塞性睡眠時無呼吸症候群
(OSA: Obstructive Sleep Apnea)

これは最も一般的なタイプで、喉の筋肉がリラックスしすぎて気道が一時的に閉鎖されることで呼吸が止まる状態を指します。
閉塞性睡眠時無呼吸症候群の場合、軽症から中等症の場合には、主に「マウスピース」が用いられます。睡眠中に装着することで、気道を確保します。中等症から重症の場合は、主に「CPAP(経鼻的持続陽圧呼吸)療法」が行われます。この治療の長期効果と安全性は十分な検証がなされ、現時点で主たる治療法となっています。ほかに、気道を拡げる鼻やのどの外科的手術を行う場合があります。その適応は、術後の再発もあるため、十分な術前評価が必要です。特に小児においては、睡眠時無呼吸症候群が成長の妨げとなることが分かってきたため、アデノイド・扁桃の手術を積極的に勧めます。

脳からの信号が途絶えて呼吸不能
脳からの信号が途絶えて呼吸不能

2.中枢性睡眠時無呼吸症候群
(CSA: Central Sleep Apnea)

脳が呼吸を制御する筋肉に適切な信号を送らないことで呼吸が止まる状態を指します。
中枢性睡眠時無呼吸症候群の場合、心機能低下などがあればまず薬物治療と生活改善による治療を優先します。それでも無呼吸が残る場合は酸素投与やCPAP、またはより高度な陽圧呼吸療法を行うことがあります。

主な治療方法

症状が軽度の方

マウスピースによる治療

SASの症状が比較的軽い人には、口腔内装具(マウスピース)による治療が行われることもあります。
マウスピース※写真提供:三和デンタル

医療用のマウスピースをはめることによって下顎を前に出した状態を維持し、舌の位置を上げることによって気道を広げていびきや無呼吸を防ぎます。また、マウスピースをはめていると口呼吸ができないため、口呼吸から鼻呼吸へ習慣づけることにもなります。
マウスピースによる治療法は2004年から保険適用対象となり、約1万円〜2万円の自己負担となっています。(ただし、健康状態や体質により、適用できない場合があります。)ここで使用されるマウスピースは、専門の歯科医によって一人一人の歯並びや顎の形に合わせて作成されるもので、ボクシングで装着するマウスピースや市販されているいびき防止グッズなどのものとは異なります。SASには沢山の症例があり、必ずしもマウスピースが有効とは限りません。

症状が中等症から重症の方

CPAP(シーパップ)治療

現在最も効果がある治療法として普及しているのが「CPAP持続的陽圧 呼吸療法)治療」
CPAP(シーパップ)治療

SASの治療で現在最も効果がある治療法として普及しているのが「CPAP(Continuous Positive Airway Pressure:持続的陽圧 呼吸療法)治療」です。閉塞型の睡眠時無呼吸症候群(SAS)と診断された、中等度あるいは重度の方に多い治療法です。
自宅などでの睡眠時にCPAPというマスクを鼻に装着し、マスクから気道に圧力を加えて空気を送り込み、気道の閉塞を防いで無呼吸をなくす治療法です。即効性で副作用もなく、自宅でも継続的に行うことができる治療法で、これによって質の高い睡眠を得ることができるようになり、日中の眠気や倦怠感だけでなく、高血圧などの生活習慣病も改善されることが報告されています。
SASと病院で診断されれば、保険適用対象となり、月に約5000円でこの機材を借りることができます。

症状が中等症から重症の方

外科的手術

原因がアデノイドや扁桃肥大などの場合は、摘出手術が有効な場合があります。
外科的手術

特に小児においては、睡眠時無呼吸症候群が成長の妨げとなることが分かってきたため、アデノイド・扁桃の手術を積極的に勧めます。
口蓋垂軟口蓋咽頭形成術(UPPP)という軟口蓋の一部を切除する手術法もありますが、治療効果が不十分であったり、数年後に手術をした部位が瘢痕化してSASが再発することが少なくありません。また、米国では狭い上気道を広げる目的で上顎や下顎を広げる手術も行われていますが、日本でこの手術を行える医療施設は限られています。

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