睡眠時無呼吸症候群とは

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放っておいてはいけない睡眠時無呼吸症候群

新聞やニュースなどで取り上げられることがあり、社会的な関心が高まっている睡眠時無呼吸症候群。英語ではSleep Apnea Syndromeといい、略してSASと呼ばれます。この疾患を簡単にいえば、睡眠時に呼吸停止或いは低呼吸になる症状のことです。

睡眠中に起こる疾患であるため、発見が遅れることがあります

睡眠時無呼吸症候群を放置しておけば、症状がどんどん悪化して時には深刻な問題を引き起こしかねません。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)で特に問題視されているのが、自動車などの運転中に起こる強い眠気です。
これは時に、重大な事故を引き起こす原因となります。年々、睡眠時無呼吸症候群の認知度は高まってきましたが、それでもSASによる居眠り運転事故は発生しています。

気づかずに重大な事件を起こしてしまうことも

例えば群馬県の高速道路で起きた高速バスツアーの事故では、バスが道路の壁に激突し多数の死傷者を出しました。この事故でバスを運転していた乗務員は、睡眠時無呼吸症候群だったことが分かりました。またこの事故以外でも、睡眠時無呼吸症候群が関係していた交通・運輸事故が全国各地で起きています。先に挙げた群馬県で起きた高速バスツアーの事故後の裁判では、運転手に懲役刑と罰金刑の判決が下りています。

このように睡眠時無呼吸症候群が影響する事故には、社会的にも重大なものがあり、取り返しがつかないものが多数含まれています。自覚しにくい難しさはありますが、少しでも気になる症状がある方は、睡眠時無呼吸症候群の可能性を疑い、早めに検査してみることが大切です。

睡眠時無呼吸症候群は、男女ともに発症します

睡眠時無呼吸症候群というと太った男性がなる病気、というイメージがありますが、痩せていても女性であっても発症する疾患なので注意が必要です。
男性では、特に30代から60代の働き盛りに多い病気ということを知っておきましょう。女性では、更年期以降ホルモンバランスが変わることで発症し易くなると言われています。
加齢はもちろんのこと、体型が変わったり、生活習慣病になったりすることも影響します。
例えば喉や首周りの筋力が低下することで、より睡眠時無呼吸症候群になる可能性が高くなります。寝ている間のいびきが典型的な症状ですが、ほかにも起床時に熟睡感がなかったり体が重いと感じたりしたら要注意です。
その他、日中の強い眠気・だるさ・疲労感の蓄積などがないか、セルフチェックのページも参考にし、確認してみましょう。
「いつものこと」や「ちょっと疲れているだけ」で片づけるのではなく、日常生活を振り返って気になることがあれば積極的に検査を受けましょう。自分で特に自覚症状のない方でも、家族やパートナーに睡眠時の様子を聞いてみることも早期発見の第一歩です。

全国にある医療機関で検査、治療が受けられます

睡眠時無呼吸症候群の検査が受けられる医療機関は全国各地にあります。睡眠センターなどの専門外来を掲げる医療機関のほか、内科・呼吸器科・循環器科などで検査を受け付けてくれる場合もあります。簡易検査は当センターでも行なっており、検査結果が悪かった方には病院への紹介状も同封しています。全国の医療機関は、当センターの病院一覧でも紹介しているので、持病などとあわせて病院で診てもらい方は、直接お問い合わせしてみてください。
眠時無呼吸症候群が疑われるような場合は、段階的に検査を行ってから診断が下されます。
検査は、自宅で行う簡易検査から入院が必要な精密検査まであります。自宅で普段通りに睡眠をとる際に機器を装着する簡易検査から始めるのが一般的です。
病院で検査機器を借りる、または当センターのように配送で検査機器を受け取り、寝る時に手の指にセンサーを取り付け、一晩呼吸の状態をチェックする手軽なものです。検査結果によってより精密な検査が必要と判断されれば、専門医療機関に1泊して検査を行います。精密検査では終夜睡眠ポリグラフ検査などが行われます。
宿泊を伴いますが仕事への影響を最小限に抑えるために、就業後に入院して翌朝には退院できるように配慮する医療機関が増えています。

いかがでしょうか。睡眠時無呼吸症候群の治療は長期に及ぶことがありますが、睡眠時無呼吸症候群を治療していくことで生活習慣病などの持病が改善されたといった報告も多数あり、重大な事故を未然に防ぐとともに健康な生活を送るためにとても大切です。