睡眠時無呼吸症候群の検査なら 医学博士平田 恭信 監修
一般財団法人運輸・交通SAS 対策支援センター

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特別インタビュー 後編

TOPSAS対策支援センターの強み特別インタビュー 後編

コニカミノルタとSAS対策支援センターは、パルスオキシメーターによるSASスクリーニング検査を通じて、多くの実績を積み重ねてきました。最終回となる後編では、両者の連携がもたらす可能性と、描く未来像についてお話を伺います。

大規模SASスクリーニングを可能にしたPULSOX-300i

インタビュアー

これまでの連携を踏まえ、SAS対策支援センターとの協力関係の意義や目的についてお聞かせください。

コニカミノルタ

近年、SASは突然の眠気による事故リスクだけでなく、生活習慣病と密接な関係が指摘されており、多くの医師からその健康への影響が報告されています。しかし、国内の潜在患者数を考えると、検診の普及はまだ道半ばです。タクシードライバー企業の運転従事者など、交通事故防止の観点からも、まだまだSAS検診の普及は急務となっています。この点で、国内有数の検診体制と実績を持つSAS対策支援センター様との連携は、より多くのSAS患者の発見に重要な役割を果たしています。

SAS対策支援センター様での検診実績は、累計30万人を超えています。2000年代に始まったPULSOXによるSASスクリーニングは、2011年のSAS対策支援センター様の創設により大きく加速しました。この過程で、パルスオキシメーターによる在宅SASスクリーニングの信頼性が確立され、大規模検診の実施体制も整備されました。今後、100万人、1,000万人規模へとスクリーニング検査を大きく拡大していくには、SAS対策支援センター様の啓発力と運用体制が不可欠です。両社の連携を深め、より多くのSAS患者の早期発見を通じて、社会全体の健康に貢献していきたいと考えています。

コニカミノルタジャパン株式会社 原見様・木村様

インタビュアー

SAS対策支援センターでは、これまで培った交通業界への安全寄与の実績をベースとし、10周年を機により広い世界へ目を向けて、社会全体の安全と健康を目指し新ビジョン『「安全」と「健康」ですこやかな未来へ』を掲げています。

コニカミノルタ

SASは生活習慣病を悪化させる重要な要因の一つです。そのため、職業運転手に限らず幅広い層への検診が必要だと考えています。
コロナ禍を通じて、パルスオキシメーターは私たちの身近な存在になりました。しかし、この機器でSASスクリーニングが可能だということは、まだ広く知られていません。

SAS対策支援センター様では、どなたでもスクリーニング検査を受けることができます。ご家族や企業の従業員の方々など、多くの方に検診を受けていただくことにより、早期のSAS改善はもちろん、社会全体の生活習慣病予防や医療費削減にも貢献できると考えています。

コニカミノルタ株式会社 三輪様

インタビュアー

それでは最後に、貴社の今後の展望や開発計画について教えてください。

コニカミノルタ

大規模なSASスクリーニングを実施には、サービス事業者へのバックアップが不可欠です。検査申し込みが増加しても、データ処理が効率的に行えなければ、サービス提供に支障をきたし、利用者が安心して検査を受けられる環境を維持できません。

私たちは、パルスオキシメーターの機能・性能向上はもちろん、ソフトウェアの改良や運用へのサポートを含めた、SASスクリーニングサービス全般の向上に取り組んでいます。 今後もSAS対策支援センター様のご意見を伺いながら、より多くの方に検診を受けていただける環境づくりに注力してまいります。

コニカミノルタ株式会社 木村様

SAS対策支援センターでは、業界随一の機器保有台数を誇り、事業者を初め数多くの方のSASスクリーニング検査を実施しています。医療機器であるコニカミノルタ製のパルスオキシメーターによる安定した検査実績とサービスにより2022年度にはグッドデザイン賞を受賞しました。

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