コンプライアンスの遵守は企業の社会的責任です

2003年2月、JR 山陽新幹線岡山駅での運転士による居眠り運転がきっかけとなって、SASが注目されるようになりました。
それまで居眠り運転は事故を起こしたドライバーの責任とされてきましたが、現在では企業・運輸交通業界全体の責任とみられるようになっています。このことからSAS対策は生産性の向上やコンプライアンスの遵守だけでなく、より高次の社会貢献や配慮を果たしていくために重要だと考えられています。

江東区の首都高速湾岸線でトラックがワンボックス車に追突

  • 2012年7月11日、首都高速湾岸線で発生。渋滞で減速していたワゴン車にトラックが追突し、ワゴン車に乗っていた4人が死亡、2人が重傷を負った。事件後の取り調べの結果、運転士はSASと診断された。

  • 写真提供:共同通信社

関越道藤岡ジャンクションでツアーバスが防音壁に衝突

  • 2012年4月29日乗客約40名を乗せたバスが群馬県藤岡市の関越道で防音壁に衝突。乗客7名が死亡する大事故になった(日本の高速道路上の事故で、最多の死亡者)。鑑定留置の結果、運転手はSASと診断された。

  • 写真提供:共同通信社

山陽新幹線岡山駅ホームはみ出し

2003年2月26日JR山陽新幹線岡山駅で東京行の新幹線が、所定の位置より約100m手前で止まり、3両ほどがホームからはみ出したまま停車。車掌が運転席に駆けつけると、運転士は腰掛けたまま睡眠中であった。後の調べで、この運転手は体重が100kgを超える肥満タイプであり、眠りが浅いなど数年前からSASの自覚症状があったことがわかった。

もしかしてを放置しないことが大切です

睡眠時無呼吸症候群は誰にでも起こりうるありふれた病です。当財団でスクリーニング検査を受診された皆様の検査データを集計した ところ、
加齢とともにその傾向が強まること、そしてBMI値の増加が大きな影響を及ぼしていることがわかりました。
このような重大事故の加害者とならないためにも、そして企業内で出さないため、まずは検査を受診してSASを自覚することが大切です。

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